麻雀には麻雀牌や点棒以外にも、いくつかの道具が使用されます。麻雀をする場合あ必ず使用するものから、特別なルールを採用した時のみ使用されるものなど用途は様々です。
麻雀で使用されるその他の小道具達-もくじ
起家マーク(チーチャマーク)
起家とは、最初の起点となる家のこと。つまり東一局の親のことを言います。つまり起家マークは誰が一番最初に親をしたかを示すプレートとなります。起家マークは起家のプレイヤーの右端に置かれます。起家マークの色の指定はありませんが、ベース色はオレンジ、文字色は黒、もしくは白が一般的に多く流通しています。
文字は片面に【東】、もう片面も【南】と彫られていて、東場(東一局・東二局・東三局・東四局)の場合は起家マークも【東】に。そして親が4回流れて南場(南一局・南二局・南三局・南4局)になったら起家マークも【南】にします。
サイコロ
麻雀で使用されるサイコロは、最初に親を決める時や配牌を取り始める壁牌とその位置を決める場合に用いられます。
親の決め方
席決めの時に風牌を使用したのなら、を引いたプレイヤーが、そうでなければ誰でも良いのでサイコロを2つふります。
サイコロをふったプレイヤーを1として反時計回りに出目の合計を数え仮親を決めます。(例えば2つのサイコロの出目の合計が8だった場合はサイコロをふったプレイヤーの左隣のプレイヤーが仮親となります。)
再び仮親がサイコロを2つふり、出目の合計を反時計回りに数えた位置のプレイヤーが親となります。
配牌の開始位置の決め方
起家(親)が決まったら配牌を開始する為、配牌の開始位置(開門)を決めていきます。決め方は親決めの時同様に起家となったプレイヤーがサイコロを2個ふり出目の合計を反時計回りに数えた場所が開門を作る牌山となります。
また、開門位置も先程の出目の合計を使用します。例えば、起家がふったサイコロの出目の合計が7だった場合、反時計回りに数えて7なので対面の西家の牌山が開門を行う牌山ということになります。
そして、先程のサイコロの出目が7だったということで、西家からみて右から7トンを開門位置と定め8トン目から配牌が開始されることになります。
焼き鳥マーク
焼き鳥マークは、「焼き鳥による罰符」というローカルルールのペナルティを採用する場合に使用するプレートことです。
具体的なルールについてですが、まずは局開始時に各プレイヤーが焼き鳥マークをセットます。そして、この焼き鳥マークは一度和了すると下ろすことができ焼き鳥が解消されます。
ただし、1ゲーム終了つまり半荘が終えるまでに1度も和了(あがることが)できなかったプレイヤーは焼き鳥マークを下ろすことができなかったとして焼き鳥による罰符が課せられてしまいます。
罰符に必要な点数は明確な規定が無くその場のルール決め次第となり、10000点だったり30000点だったりします。焼き鳥による罰符が適用されるということは、一度も点数を増やせていないことなので、その上罰符となるとかなり厳しい状況になりますね。
点数の割り振りについても明確な規定はなく、「トップが総取り」「焼き鳥でないプレイヤーで山分け」「ポイントがプラスのプレイヤーで山分け」・・・等があげられます。
また、付随するルールとして、4人全員の焼き鳥が解消された時点で焼き鳥を復活させる【焼き鳥リセット・焼き鳥リターンズ】や、最終局まで焼き鳥だったプレイヤーが最後に和了すると他のプレイヤーの焼き鳥が復活する【焼き豚】など様々なルールがあります。
チップ
麻雀で使用されるチップは規定のルールはありませんが、主に特定の条件で和了した場合や、役満やハコ点(0点以下)になると授受が行われることが多く、点棒と同様に各プレイヤーの点数を表す場合使用されます。
具体的な使用方法ですが、点棒と同様に各プレイヤーにチップを10枚~20枚程度均等に分配し1枚あたりの価値(レート)を決めます。この初めに配られた枚数を「配給原点=原点」として、半荘終了時点で原点を超える枚数があれば、その枚数×レート分だけ、点数にプラスされます。
例えば、「原点=20枚」「レート=1枚/5pt」とするなら、半荘終了時点でチップが25枚あれば原点よりプラス5枚になっているので、5枚×5pt=25pt最終的なスコアに追加されます。
チップが移動する条件についても、いろいろなルールがありますが、主に「赤ドラ」「一発・即」「裏ドラ」があった場合にチップの授受が行われます。ロンあがりの場合は、放銃者から。ツモあがりの場合は他のプレイヤーからそれぞれチップを受け取ることになります。つまり同じ条件の和了であればツモで和了することでロンあがりの3倍のチップが稼げることになります。
その他にも役満で和了したプレイヤーがいたり、ハコ点のプレイヤーがいた場合にもチップの授受が行われる場合があります。授受されるチップの枚数は取り決め次第ですが、どちらも5枚になっている場合が多くなっています。
麻雀用マット
麻雀を行う為の簡易マットです。価格帯は2000円~5000円程度のものが多く、コンパクトに収納できるように、クルクル巻けるようになっているタイプや、4分割程度に分かれるものなどいろいろなタイプのものがあります。中には点棒置き場がついているものもあるので、購入を検討の方はいろいろと調べてみると良いかもしれません。