麻雀には、あがる一歩前の形(テンパイ)には様々な形がありどの【待ち】にもそれぞれ特徴があり待ちの形によって、テンパイするタイミングや待ちの種類によって上がれる確率はかなり変わってきます。待ちの形は勝率に大きく関わってくる基本的な部分になるので、しっかりとマスターしていきましょう。

【待ちの種類を覚える】もくじ

なぜ待ちは勝率に大きく関わってくるのか?

テンパイの形は基本形の6つとそれら複合でできています。具体的に言うと【リャンメン待ち】【カンチャン待ち】【ペンチャン待ち】【シャンポン待ち】【単騎待ち】【ノベタン待ち】【複合待ち】となります。そしてテンパイの形によってあがれる牌の枚数が大きく変わってくるのです。

当然ですが、あがれる牌が多ければ多い程、壁牌からツモる可能性も高くなりますし、他家が放銃する(振り込んでくれる)可能性も高くなります。では詳しく見ていきましょう。

リャンメン待ち【待ち牌は2種×4枚=8枚】

リャンメン待ち

連続する数牌の両側の牌を待つ形で2種×4枚で計8枚の待ち牌があることになります。基本形で最も優秀な待ちの形になってきます。初心者はまずは子の形を目指して手牌を作っていきましょう。

カンチャン待ち【待ち牌は1種×4枚=4枚】

カンチャン待ち

一つ飛ばしの数牌の真ん中で待つテンパイの形で、あがり牌は1種×4枚=4枚となります。あまり良い待ちではありませんが、両脇の牌を引き当てればリャンメン待ちへの変化が期待できます。

序盤でカンチャンテンパイになれば、2ピン6ピンを待って、リャンメン待ちにするのも良いでしょう。

ペンチャン待ち【待ち牌は2種×4枚=8枚】

ペンチャン待ち

1・2の3待ち、もしくは8.9の7で待つテンパイの形となり、カンチャン待ちと同じく、待ち牌は1種×4枚=4枚となります。ただし、カンチャン待ちとは違いリャンメン待ちへの変化は期待できず、カンチャン待ちよりも使い勝手の悪い待ちと言えます。

シャンポン待ち【待ち牌は2種×2枚=4枚】

シャンポン待ち

3面子2対子のテンパイ状態となります。待ち牌が2種ありますが、自分自身で各2枚の待ち牌を使用しているので、待ち牌の枚数はペンチャン待ちやカンチャン待ちと同様に4枚となります。対子が字牌やヤオチューハイでなければ、リャンメン待ちへの移行も期待できます。

単騎待ち【待ち牌は1種×3枚=3枚】

単騎待ち

4面子が完成していて雀頭のみができていないテンパイ状態で、待ち牌は自分自身で1枚使用しているので残り3枚となります。6つの基本テンパイ形で待ち牌が3枚と最も少ないですが、ひっかけや字牌で待つことで和了率がUPします。

ノベタン待ち【待ち牌は2種×3枚=6枚】

3面子+【2・3・4・5】のように4連続する数牌の両サイドで単騎待ちのテンパイ状態となり待ち牌は2種×3枚で6枚となります。基本形の待ちの中ではリャンメン待ちの8枚の次に待ち牌が多い形となります。

以上が基本形の6種の待ちとなります。基本的な考え方は待ち牌が多いテンパイの形、つまりリャンメン待ちへもっていく手造りが基本になってきます。その際場に見えている待ち牌が何枚あるかはチェックしておきましょう。

極端な例を言っておくと、リャンメンの25ピン待ちになったとして、他家がすでに2ピンをカンしていれば、一生あがることはできませんよね。もちろん既に河に捨てられている場合も同様に同じことが言えます。
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複合型の待ちを覚えよう

ここから紹介していく【待ち】は上記で紹介した【リャンメン待ち】【カンチャン待ち】【ペンチャン待ち】【シャンポン待ち】【単騎待ち】【ノベタン待ち】のいずれかが複合する待ちとなります。麻雀を始めたばかりの麻雀初心者には少し難しい部分になるかもしれませんが、脱・下手くそ麻雀のため、しっかり覚えていきましょう。

練習問題方式にしているので、解答を見る前に一度考えて見てください。解答を確認するには問題をクリック・もしくはタップすれば解答が表示されます。

【リャンメン+リャンメン】待ち

+

  A.258ピン

問題1.解説

連続する5つの数牌はリャンメンターツと順子に分けることができます。今回は、34+567345+67に分けてることができますね。

すると、25ピン58ピンの待ちが見えてきます。5ピンを自身で1枚潰していますが、それでも待ち牌が11枚もある超良型テンパイとなります。

【リャンメン+シャンポン】待ち

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  A.36ピン西

問題2.解説

一見が雀頭!!と思い、待ちは、36ピンと思いがちですがそうではありません。数牌の暗刻とそれに連なるリャンメンターツは対子と順子に分けることができます。するとシャンポン待ちの西が待ち牌であることに気づけると思います。今回の待ち牌は、3種で計7枚となります。

【ノベタン+ノベタン】待ち

+

  A.147ピン

問題3.解説

まずは、基本のあがりの形、4面子1雀頭で何が足りないかを確認していきます。すると、対子、つまり雀頭が無いことに気づくことができると思います。ということで、を分けて考えて見ましょう。

このように分け入ると1ピンの単騎待ち。次にに分けるとの単騎待ちが。最後にのように分ければの単騎待ちが見えてきます。

通常の単騎待ちは待ち牌が3枚ですが、同じ単騎待ちでもノベタンが複合すると、3種×3枚=計9枚もの待ち牌ができる良型テンパイとなります。

【リャンメン+タンキ】待ち

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  A.4ピン36ピン

問題4.解説

5ピンが4枚使用されています。こういう場合は、5ピン刻子と雀頭に分けて考えるのが基本となります。まずは刻子にして考えて見ます。すると、雀頭の4ピンが無いことに気づけると思います。

次は5ピンを雀頭として考えます。こう分けると一盃口の3ピンが見えてきます。この時、リャンメン待ちになっているので、一盃口崩れの6ピンも待ち牌になっているので注意しましょう。待ち牌の数は3種で計9枚となっていますね。

【リャンメン+タンキ】待ち・パート2

+

  A.4ピン36ピン

問題5.解説

考え方は前回の問題と同じで5ピン刻子にした時と雀頭にした時に分けて考えていきます。こうすると36ピンのリャンメン待ちが見えてきます。次に、こう分けると4ピンの単騎待ちが見えてきます。先ほどの問題と非常に似ていますが、こちらの待ち牌の総数は3種類で計11枚と前回より良型のテンパイとなります。

【リャンメン+ノベタン】待ち

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  A.47ピン36ピン

問題6.解説

4枚使いの考え方は今までと同じです。5ピンを刻子と雀頭に分けいて考えていきます。とりあえず、雀頭として考えて見ましょう。345+55+56こうすると47ピン待ちが見えてきます。次は5ピンを刻子として分けて考えます。

345+555+6こうすると6ピンが見えてきます。ここで1つ注意点が!!連続する数牌の待ちを考える時は抜き取った後の牌を必ずくっつけて考えていきます。5ピンの刻子を抜き取って、くっつけて考えていくので、となります。すると先ほどは見えてこなかったノベタン待ちの3ピンが見えてきます。

【タンキ+カンチャン+カンチャン】待ち

+

  A.2ピン3ピン4ピン

問題7.解説

一見、3ピンの単騎待ちに見えますが、暗刻を雀頭として見ることで別の待ちが見えてきます。まずは、1ピンを雀頭にしてみます。11+13+555すると、2ピンのカンチャン待ちが見えてきます。同様に5ピンを雀頭ととして、111+35+55このように分けると、カンチャンの4ピン待ちが見てきます。本来通常のカンチャンの待ちは4枚と多い方ではありませんが、このように複合すると一気に待ち牌が3種計11枚にまで増える良型テンパイとなりました。

【タンキ+リャンメン+リャンメン】待ち

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  A.2ピン3ピン4ピン5ピン6ピン

問題8.解説

まずは、全体を眺めれば4ピンのタンキ待ち直ぐに見えてくると思います。後は、3ピン5ピンの刻子をそれぞれ雀頭として見ていきます。

33+34+555このように分けると、25ピンが見えてきます。続いて、333+45+55このように分けると、36ピンが見えてきます。

待ち牌の種類は5種もありますが、自身で使用している牌も多いため5種計13枚となります。

【タンキ+リャンメン+シャンポン】待ち

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  A.3ピン4ピン5ピン6ピン

問題9.解説

まずは、全体を見ていると5ピンの単騎待ちが見えてきます。後は、いつも通2つの刻子を雀頭として考えていきます。まずは、4ピンを雀頭として考えると、333+44+45となり、36ピンの待ちが見えてきます。

次が少し見落としがちになるので注意したいところ。今度は3ピンを雀頭としてみるので、となります。この時、3ピン4ピンのシャンポン待ちに気づけるでしょうか?
順番を入れ替えるととなります。出来上がりの形として

このように、同じ数牌4枚の前後に1つ違いの数牌が繋がれば2面子できると暗記しておきましょう。今回の待ち牌の数は、4種類で計9枚となっています。

【リャンメン+リャンメン+ノベタン】待ち

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  A.58ピン

問題10.解説

4ピンの3枚を対子と刻子に分けて考えていきます。まずは、4ピンを雀頭(対子)にして考えていきます。44+45678すると、リャンメンの複合待ち、369ピンの待ちが見えてきます。

次に4ピンの刻子を面子として考えていきます。444+5678このように分けると雀頭のノベタン待ちが見えてきます。

今回の待ち牌は全部で5種・計17枚とかなり優秀です。手牌が煮詰まっている局終盤でも十分上がれる可能性があります。

【タンキ+リャンメン+リャンメン】待ち・パート2

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  A.4ピン369ピン

問題11.解説

まずは、全体を見渡すと雀頭が無いのがわかると思います。4+555678まずは4ピンの雀頭待ちを見つけることができました。

次は5ピンを雀頭として考えています。まずは次のように切り離して考えてみます。このように分けると36ピンの待ちが見えてきますが、ここに落とし穴が一つ。連続する数牌の中にある刻子を雀頭として考える場合は雀頭を完全に抜き取って残りの数牌をくっつけて考える必要があります。

なので、本来はこのように考える必要があります。このように分けると先ほどは見えてこなかった、369ピンが見えてくると思います。

【リャンメン+シャンポン】待ち・パート2

+

  A.58ピン6ピン

問題12.解説

考え方はいつもと同じです。5ピンを刻子にした時と対子にした時で分けて考えていきます。まずは、5ピンを対子、つまり雀頭として考えてきます。

55+56677このように分けるとイーペーコーとイーペーコー崩れの58ピンの待ちが見えてきます。8ピンの見落としに注意しましょう。

次に5ピンを刻子として見ていきます。555+66+77するとシャンポン待ちの6ピンが見えてきます。

今回の待ち牌の数は4種類の計9枚となります。待ち牌は4種もありますが、自分自身で7枚も使用している為、通常のリャンメン待ちの8枚とほぼ同数となっていますね。

【リャンメン+タンキ】待ち・パート3

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  A.

問題13.解説

いつも通り5ピンを刻子にした時と対子にした時で分けて考えていきます。まずは、5ピンを対子、つまり雀頭として考えてきます。

55+567+78こうすると、69ピンの待ちが見えてきます。次に5ピンを刻子として考えていきます。

555+6778するとタンキ待ちで7ピンの雀頭が見えてきますね。今回の待ち牌の数は3種類計9枚となっています。

【リャンメン+ノベタン】待ち・パート2

+

  A.258ピン

問題14.解説

左右に分けて考えて見ます。このように分けるとノベタン待ちの58ピン待ちが見えてきます。

次は5ピンを雀頭として考えてます。34+55+678すると、25ピンの待ちが見えてきます。

まとめると、258ピン待ちとなります。今回の待ち牌の数は3種類、計9枚となっています。

【ノベタン+ノベタン+カンチャン】待ち

+

  A.147ピン8ピン

問題15.解説

少し牌が増えましたが落ち着いて見ていきましょう。やることはいつもと変わりません。刻子になっている9ピンを刻子の場合と対子(雀頭)にした時に分けて考えていきます。

まずは9ピンを刻子にして考えていきます。1234567+999すると雀頭が無いのでノベタンの複合待ち147ピンが見えてきます。

続いて9ピンを雀頭にしてみます。123456+79+99見逃しがちですが、このように分けてあげるとカンチャンの8ピンに気づけると思います。

まとめると今回の待ち牌は、147ピン8ピンの4種類で計13枚となります。

【リャンメン+カンチャン】待ち

+

  A.3ピン47ピン

問題16.解説

まずはいつも通り、暗刻になっている5ピンを刻子と対子に分けて考えていきます。

22344+555+66このように分けると、カンチャン、一盃口待ちの3ピンが見えてきますね。

次は、5ピンを対子にして考えていきます・・・・・・が実は、対子にしてもあがりは見えてきません。こういう場合は順子を抜き出して考えていきます。2ピンは対子になっているので、3ピン4ピン5ピンの順子を抜き出して見ます。

22+45566すると、リャンメン待ちの47ピンの待ちが見えてきます。少し変則な待ちですが、暗刻と刻子と対子に分けて考えて待ちが出てこなければ、順子を1つ抜き出して考えてみるとよいでしょう。

まとめ

このようにテンパイ時の待ち牌は単騎待ちの3枚から複合型の待ちなら15枚を越えてくるものもあります。どちらが上がれる可能性が高いは一目瞭然ですね。基本はリャンメン待ちで構えるように心がけ待ちを変化させれそうなら複合待ちを意識して手作りをしていきましょう。

ただし、多面待ちは待ちが多くなればなるほどフリテンのリスクが高くなります。(特に初心者は・・・)リーチやロンを宣言する前には必ず自分がフリテンになっていないか確認するようにしましょう。清一色等の多面待ちで全ての待ちがどうしてもわからない場合は、リーチやロンをしないでツモに賭けましょう。(ツモあがりはフリテン対象外なのであがることが可能です。)