親や子があがった(ホーラした)場合や、壁牌から全ての牌が無くなった場合、ゲームの最小単位である局が終了します。その際局の終わり方によっていくつかのルールが存在するので、覚えておきましょう。

【連荘(レンチャン)と親流れ】目次

連荘(レンチャン)とは

パチンコやパチスロをしている方は日常会話レベルで頻繁に出てくる言葉なのでイメージがつきやすいと思いますが、レンチャンとはパチンコやパチスロでいうところの確率変動のようなものです。

麻雀はパチンコやパチスロのようなあがりに直結する確率変動がない代わりに、特定の条件で親を連続ですることができます。まずは特定条件の説明の前に麻雀における親の優位性を紹介しておきます。

親のメリットとデメリット

現在一般的に普及している麻雀の半荘は東1局~4局・そして南1局~4局、計8局で構成されていて、この計8局の合計点数が多い人が最終的な勝利者となります。

ここで、注目したいのが親があがった(ホーラした)時の得点です。親があがると(ロンでもツモでも)親でない時のほぼ1.5倍の点数になります。つまり、半荘8局の間にできるだけ親番でであがる(ホーラする)ことが勝利への近道となる訳です。

具体例を挙げてみると子の満貫あがりは8000点ですが、親番の時に上がれば同じ満貫でも、1.5倍の12000となります。実に4000点もの差がある訳です。

ただし、親のデメリットもあります。それが子のツモあがりです。子がツモあがりすると親は通常の2倍の点数を払う必要があります。このことを「親かぶり」といいます。

例えば、自身が親番の時に子が満貫ツモあがりすると、親は4000点・子は2000点と子の2倍の点数を親が負担することになるのです。凄い損をした気分になりますが、そこはルールなので我慢ですね。

これで親あがりの優位性と、親番時の子のツモあがりの劣位性についてわかっていただけたと思います。簡単に言うと親番時は特にあがりたくて、子には高値でツモってほしくないということになりますね。

では、本題の連荘(レンチャン)できる条件について説明していきます。

連荘(レンチャン)と親流れの条件

まずは、親があがるとレンチャンとなります。また親が聴牌状態で流局した場合もレンチャンとなるのが一般的なルールとなっています。これを【聴牌レンチャン】と言います。

逆に親が聴牌状態で流局した場合であっても、あがることができなければ親が流れてしまう【あがりレンチャン】というルールも存在します。

また南場の場合のみ親がノーテンで流局してもレンチャンするなど実はレンチャンの条件は様々です。共通しているのは親のあがりはレンチャン、子のあがりは親が流れるという部分だけでその他の条件(ルール)は一つではないので、局が開始される前に事前の確認が必要な部分となりますね。

ちなみに親を連続で行うことを【連荘(れんちゃん)】というのに対して、親が流れることを【輪荘(りんちゃん)】と言います。